第22限:目的語の省略形

ポジートのオンラインスペイン語教科書第22限は「目的語の省略形」について解説していきます。

ここ何回かの記事で目的語について解説してきましたが、スペイン語は基本的に一度出てきた単語を再度使うことを嫌います。

目的語でも同じで一度出てきた目的語は「目的格代名詞」という形に置き換えて省略することが出来ます。

この記事で分かること

  1. 代名詞の目的格とは?
  2. 目的格の基本ルール
  3. 目的格の使い方

代名詞の目的格とは?

代名詞の目的格とは、「代名詞の目的語の形」を意味します。

今までの記事で代名詞について解説をしてきましたが、今までは代名詞の主語の形(例:yo、 túなど)を文法用語では主格と言います。

反対に代名詞の目的語の形を「目的格」と呼びます。

また、目的格には2種類あります。

与格

代名詞の目的格の中で、直接代名詞になるものを「与格」と言います。

これは以前の記事で解説した直接目的語と使い方は一緒で、日本語でいうところの動詞+「〜を」の部分で、名詞が入ります。

対格

代名詞の目的格の中で間接目的語になるものを「対格」と呼びます。

以前解説した通り、間接目的語は基本的に「人」が目的語として入り、「〜(もの、人)を」、「〜(人)に」するという日本語の意味になります。

目的格の基本ルール

目的格を使えるようになると非常に便利で、文章を短くしたり出来ます。

運用はそんなに難しくはありませんが最低限のルールがあるので見ていきましょう。

目的語を対応する目的語に変換する

あとで解説しますが、目的角は与格、対格、性別、人称によって対応する形があるので、それに応じて変換しなければなりません。

目的格を置く場所は動詞の前

目的格を置く場所は必ず動詞の前になります。

スペイン語は動詞の自由度がかなり高いですがこの順番は一つの例外を除いてそう決まっています。

目的格は不定詞と一体化出来る

目的格は動詞の不定詞(動詞の原形)と一体化させることが出来ます

但し、その場合は動詞の不定詞のアクセントは元の位置から動かせないため、不定詞の元々のアクセント部分にアクセント記号をつけます

例は後述します。

与格+対格をセットで使う場合の順番

場合によって与格と対格をセットで使う場合は必ず、

対格+与格+動詞

の順番です。

これも例を後述します。

対格/与格の種類

それでは、対格/与格の種類を見ていきましょう。

与格

1人称単数形:私を

me

2人称単数形:君を

te

3人称単数形(男性形):彼を/あなたを(男性)/それを(男性詞)

lo

この「lo」は男性形の直接目的語であれば、それが人、ものに関わらず全てloに置き換えることが出来ます。

また「lo」は目的語の素性がわからない場合、抽象的なものを指す場合の3人称単数の与格「lo」を「中性詞」として使うことができるので覚えておきましょう。

この中性詞は基本的には抽象的なことを表すため、男性でも女性形でもありません。

3人称単数形(女性形):彼女を/あなたを(女性)/それを(女性詞)

la

3人称で女性形である全ての直接目的語は「la」に置き換えることが出来ます。

因みに、「la」は中性詞として使うことは出来ません。

1人称複数形:私たちを

nos

1人称複数の主格では女性形がありましたが、目的格に女性形はありません。

2人称複数形:君たちを

os

2人称複数目的格も同じく女性形はありません。

3人称複数形(男性形):彼らを/あなた達を(男性/男女混合)/それらを(男性名詞/男性、女性名詞が混ざる場合)

los

3人称複数形(女性形):彼女らを/あなた達を(女性のみ)/それらを(女性名詞)

las

対格

1人称単数形:私を

me

2人称単数形:君を

te

3人称単数形(男性形):彼を/あなたを(男性)/それを(男性詞)

  • le
  • se

男女同形になります。

但し、対格が3人称で与格とセット使う場合、leはseに変えなければならないので注意しましょう。

1人称複数形:私たちを

nos

与格と同形です。

2人称複数形:君たちに

os

与格と同形です。

3人称複数形(男女同形):彼らに/彼女らに/あなた達に(男女同形)/それらに

  • les
  • se

これも単数形と同じで対格+与格セットで使う場合leはseになり、seを使う場合は単複同形になります。

目的格の使い方

最後に目的格の使い方を解説していきます。

与格と対格の順番

私は君にりんご買います。

元の文:Yo compro una manzana a ti.

与格/対格を使った場合:

私は君にそれ(りんご)を買います。

Yo te la compro.

「君に」は間接目的語なので、teに変換し、直接目的語の「りんご」は女性名詞なのでlaに変換します。

また、目的格の順番は対格→与格→動詞なので上記のようになります。

不定詞と一体化する場合

私は彼にりんごを買うつもりだ。

元の文:

Yo voy a comprar una manzana a él.

与格/対格を不定詞と一体化させた場合:

Yo voy a comprársela.

この場合、ir a が来るとその次の動詞が(〜するつもりという意味に変わる)不定詞が来るので、不定詞のアクセント規則をアクセント記号をaに付けて守った上で与格/対格を不定詞にくっつけます。

因みにこの文は対格に3人称が来ており、与格も使っているのでleをseに変えます。

勿論、

Yo se la voy a comprar.

というのも可能です。

どちらも正解なので好きな方を使って貰えば良いと思います。

まとめ

目的格は形が非常に単純で便利ですが、気を付けるべきルールと対格/与格の使い方を間違えないように注意しましょう。

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