ポジートのオンラインスペイン語教科書第20限はスペイン語の目的語について解説していきます。
まずそもそも「目的語って何?」と疑問を持つ方にも分かるように解説していきますので最後までお付き合い頂ければと思います。
目的語って何?
目的語とは動詞の目的となる名詞のことです。
って言われても初めてこの言葉を聞いた方はわからないですよね。
もう少し噛み砕いて説明すると、文章というものには最低限「主語」と「動詞」と呼ばれるものが必要です。
「主語」は名詞と名のつく品詞(他の名詞化した品詞も含む)しかなることが出来ません。
動詞は今まで活用やらAR動詞だのER動詞だのやってきたものです。
目的語のルール
「目的語は動詞の目的となる名詞」と上に書きましたがほとんどの動詞は目的語を必要とします。
例えば、「食べる」という動詞を使って
- 私は食べる。
という文を作ったとします。
でもこの文って違和感ありますよね?
これを文を見たあなたは「いや何を?ww」と心の中で突っ込むはずです。
あ、心の中で突っ込んでなかったとしても大丈夫です。
この記事を最後まで読めば目的語について分かるようになります。
本題に戻すと、「食べる」という動詞はほとんどの場合「(食べ物の名前)を食べる」となるはずです。
この食べる動作、「〜を」と日本語でなるのが目的語です。
皆さん想像出来るかと思いますがこの「〜を」の部分には名詞しか入りません。
これが目的語のルールです。
自動詞と他動詞
ちょっとここで専門的な用語を使います。
それが「自動詞」と「他動詞」です。
聞きなれない言葉だからと身構えないで大丈夫です。
自動詞とは?
自動詞とは簡単に言うと、
「目的語が不要な動詞」です。
これがどういうことかと言うと、
「動詞には目的語が必要」と前述しましたが、実際には動詞1つで動詞と目的語の役割を果たす2 in 1な動詞が存在するんです。
例)
- llover:雨が降る
- existir:存在する
- vivir:生きる
上の動詞はその動詞一つだけで日本語訳に書いたことを表現出来てしまいます。
他動詞とは?
他動詞は自動詞と反対に動詞に対し目的語が必要な動詞です。
例)
- comer:〜を食べる
- tener:〜を食べる
- ver:〜を見る
数えたわけではありませんが、感覚的に自動詞より他動詞の数の方が圧倒的に多いですね。
直接目的語と間接目的語
目的語と一口に行ってもその種類は「直接目的語」と「間接目的語」の2つに分けられます。
直接目的語
直接目的語は、読んで字のごとく「動詞の直接的な目的」を表します。
日本語で言う「〜を」の部分です。
例文で見てみましょう。
- 私は/りんごを/食べる
Yo como una manzana.
「食べる」が動詞で「を」が付いていて、且つ名詞なので「りんご」直接目的語になります。
直接目的語になるのは基本的に「もの」です。直接目的語に「人」が入る場合もありますが、
文法的に直接目的語に「人」が入っても目的語に置いては「もの」として扱います。
間接目的語
間接目的語は動詞の間接的な目的を表す名詞が入ります。
間接目的語に入るのは基本的に「人」で、直接目的語とセットで使います。
例文を見てみましょう。
- 私は/私の娘に/バッグを/買う。
Yo compro una bolsa a mi hija.
バッグが直接目的語で私の娘が間接目的語になります。
直接と間接の関係性は「何を、誰に」をセットで使うと覚えておけば大丈夫です。
間接目的語はほとんどが人なので前置詞のaが付くので分かりやすいですね。
まとめ
今後長文や動詞の使い方を学んでいく中でこの「目的語」の概念を理解する事は非常に重要です。
直接目的語は「〜を」、間接目的語は直接目的語とセットで「〜に」と使うと覚えておきましょう。
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