第53限:完了形と過去形の違い

ポジートのオンラインスペイン語教科書第53限は、前回完了形について解説したので今回は完了形と過去形の違いについて解説していきたいと思います。

この記事で分かること

過去形と完了形の違い

完了形と過去形の違いはわかりにくい

日本語にすると完了形と過去形の違いはほとんどありません。

というのも、日本語には「過去」という時制はあっても「完了」という時制がないからです。

まずは例文を訳してみましょう。

Yo fui a la escuela ayer.

私は昨日学校へ行った。

Yo he ido a la escuela ayer.

私は昨日学校へ行った。

日本語に訳してみると訳に全く変わりがないのが分かると思います。

当然のことかもしれませんが、この「日本語訳が一緒」ということが日本語話者が完了形を理解出来ない最大の要因になります。

完了形と過去形の最大の違い

ということで、もう完了形と過去形の最大の違いの結論から説明したいと思います。

完了形と過去形の最大の違いは…

  • 過去形:過去のある一点において発生した事実について述べる
  • 完了形:過去からある時点に至るまでの出来事について述べる

これだけではよくわからないので、さっきの例文を例に見てみましょう。

Yo fui a la escuela ayer.

私は昨日学校へ行った

Yo he ido a la escuela ayer.

私は昨日学校へ行っていた

今回は過去形と完了形でちょっとニュアンスが変わっていますが、

過去形は「学校へ行った」という端的な事実を表していたとすると。

学校へは行ったには行ったけど、ちょっと用事があって寄っただけなのかもしれないし、

もしくは、流石に無いとは思いますが行ったけど授業受けるのがめんどくさくなって校門まで行って家へ引き返したのかもしれません。

対する完了形は、「学校へ行っていた」ので昨日は一日中学校で授業を受けていたということが想像できます。

概念とかニュアンスで考えるとこれが過去形と完了形の違いとなります。

その他の完了形の用法

また上記を踏まえると完了形にはその他の使い方がいくつかあるので紹介していきたいと思います。

経験

「〜したことがある」というニュアンスで経験を表すことが出来ます。

彼女はスペインへ行ったことがある

Ella ha ido a España.

継続

完了形は過去における一定の事実を述べることが出来るので「〜していた」という継続の表現もすることが出来ます。

私は22歳まで日本に住んでいた

Yo he vivido en Japón hasta los 22 años.

完了

単純に動作が完了したことを表します。

宿題終わった!

Ya he terminado la tarea.

(会議などで発言を終えるとき)以上!

He dicho.

これは軍隊の上官が部下に指示を出すとか、裁判で裁判長しか言わないセリフかもしれませんが、一応こういう言い方をします。

まとめ

今回は完了形と過去形の違いについて解説しました。

用法が多くて戸惑ってしまいますが、結構この用法を使うタイミングは人によって違ってくるみたいです。(スペインだと過去の表現はかなり完了形を使うそう)

なので、自分が言いたいニュアンスに合わせて完了形を使うので誰かの通訳をしていたり、人の書いた文章を訳したりしてなく、自分が発言する分には自分が納得いく時制の表現を使って特に問題ないと思います。

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